【4/16】ヒモ日記17日目【残り6日】
こんにちは。
火打ち石です。
ところでタイトル気づきましたかね。
そう、今日を含めてなんとヒモ生活残り6日になってしまいました。
彼女の在宅研修が今日で終わり、
会社から一刻も早く東京から脱出するように勧告されたらしく、
期限ギリギリの来週水曜に東京を離れるみたいです。
なので、このヒモ日記も残り6日になってしまいました。
この生活に慣れてしまい、どこか寂しさすら募りますが、
残りの6日を有意義に使っていきたいと思います。
今回は、少し養ってもらっている彼女とも少し小競り合いをする面も見られてしまいましたが、最後まで読んでいただけると幸いです。
ということで残りも全力で更新していくので、
よければ登録よろしくお願いしますね!!!
今日は朝6時半に起きた。
めちゃめちゃ早い。
今日は家に彼女を残し、日雇いのバイトにいく日。
8時半に派遣先の企業に行かなければならないので、7時15分には出る予定で、起きた。
彼女はいつも通り10時からの研修なので、邪魔しないように、
そそくさと家を出ようと思った。
が、健気すぎるので、彼女氏、玄関まで送ってくれた。
これが新婚サラリーマンの気持ちか・・・と
しみじみと噛み締めて最寄駅から電車に乗り、朝早くの山手線で眠り、20分ほど歩くと派遣先に着く。
8時半からの就業だったが、9時になっても一向に勤務の指示がこない。
本当にあることがなくてえっ、、、となったが、
心を無にしてどうぶつの森(スマホ)でひたすらに期間限定イベントの魚釣りをしていた。
すると、マネージャーの方から、君なにしてるの?
と言われ、勤務の場所へ案内される。
指示を受けて待機していた場所と全然違うところへ案内され、始業した。
トラックに乗り込み、各拠点で空コンテナを整理したり、
軽めの雑用をするだけの簡単なお仕事。
バイトの半分くらいがトラックの荷台で待機して、
同乗者(めちゃくちゃゴリラみたいで無口な人。心の中で無口なゴリラと呼んでた)
の営業を待つ時間だったので、ものすごく暇だったけど、
同乗者の人の雰囲気が無愛想すぎてなんか疲れた。
なんか。
心が。
17時半までの就業予定だったのに
昼休みを10時から11時というよくわからないタイミングで取らされて、
一生トラックで本読んでたし、途中17時くらいからしっかりと雨が降ってきて、
雨の中濡れながら作業するのしんどいなあと思ってた。
けど、同乗者の人ゴリラはものすごく無愛想で、声もちっさくて、
なのに動きは大きくてすごくつかみどころがなくて
本当についていくのに心が疲れたけど、
多少荒くてもぼくへの支持は的確だし、
わからないところはちゃんと教えてくれるし、
ミスったらちゃんと直してくれるし、
あれ?これ普通にいい人じゃね???
あ、あとコンビニで大量の洋菓子を食べながら運転していた。かわいい
仕事以外の話を仕事が終わるまで一度もすることはなかったが、おそらくプライベートではとても慕われている人なんだろうなと思った。
本来17時半までのはずだったが、結局19時まで残業した。
ぼくは全然よかったが、ゴリラはぼくが知る限りずっと働いていたので、
本当にお疲れゴリラ・・・と思った。
それからは、雨に濡れながら20時に帰宅。
家に帰ると、彼女がご飯を作りながら待ってくれていた。
昨日、漬けて冷蔵庫で寝かしていた玉ねぎと肉を、片栗粉をつけて焼いた生姜焼き。
正直、お店出せるレベルで美味しかった。
死ぬほど食べた。本当にいいお嫁さんを持った気分になった。
それからはいつものように、YouTubeをみながら晩酌をし、
だらだらして、お風呂に入り、24時になった。
これで平穏な一日が今日も終わったと思われたが、
これから少し波乱が起きてしまう。
彼女がコンビニに行きたいと言い出した。
ぼくは一日働いて疲れたので、正直眠たかったが、しぶしぶついていく。
人権がないので。
すると、コンビニで、彼女が研修終わったし、だいぶやめてたし、
久々にタバコ吸っていい?
と言いだした。
普段なら全然いいよと言うが、
彼女はひどい時、1日1箱のペースのヘビースモーカーで、
東京に来る前、ぼくと一緒にタバコをやめる約束をしていた。
また、ストレスの発散をタバコですると次の日あたりにすごく後悔して心底病むので本当にやめさせてほしいと言っていた。
ぼくも東京に来るまでは1ヶ月で1,2箱吸うレベルのライトスモーカーだったが、
さすがにその言葉を聞いた時は、
ちょっときつく言ってしまった。
タバコ買ったら俺今日口利かんで?
しかし、彼女はタバコを買ったので、
吸わんって言ったよな?そういうの嫌やで?
と言う。すると彼女はすかさず、
なら、私も嫌なこと言っていい?
俺、ちょっと思い当たる節が多すぎてドキッとする。
ヒモであることを言われると、
俺はもう何者でもなくなってしまうと思い、
胸が締め付けられる。
家のこと全然やってくれへんやん。
ハッとした。
反省して思い返すと、ぼくがしているのは、
ちょっとの晩御飯と皿洗いと洗濯物入れるくらいなのである。
風呂洗ったり洗濯したり朝ごはん昼ごはんフローリングの掃除水回りの掃除、、、
ヒモであることに甘えて、知らず知らずのうちに仕事だけでなく家事まで彼女に任せてしまっていた。
ここで少し言い訳をすると、彼女とぼくで、一緒に暮らすまでのスピード感というか環境が違っていたのが原因の一つである。
ぼくの家はまとめて一気にやる家庭。
彼女はその都度その都度やるタイプなのだ。何にしても。
それにしても、それらに不満がたまり、彼女はちょっと爆発してしまったようだ。
俺はその点についても、そしてその機微に気づかなかったことについても反省した。
ぼくは駐車場でタバコを吸う彼女を置いて家に帰ったが、
鍵を持っていなかったので、踊り場で彼女が帰って来るのを待った。
しかし、彼女は全然帰ってこない。
しかも不運なことにここでケータイの充電が切れてしまった。
ぼくもちょっと言いすぎたかなと思っていたので、謝らなきゃいけないなと思って、さっきの駐車場へ帰ることにした。
しかし、いない。
どこにいったかと心配して、あたりを必死に探す。
しかし、いない。
深夜1時に、女性がパジャマでしかも一人で夜道を歩いていると考えると
本当に一刻も早く探さないといけないと思い、周辺をめちゃめちゃ探すもいない。
どこにもいないので、家に帰ると、彼女が布団で不貞寝していた。
耳元でごめんねというと、
次の瞬間、まるで3歳児のように泣き出した。
ちょっと言われたくらいで拗ねてしまったし、ちょっとした不満が募ってめんどくさい女の子みたいに爆発してしまった自分が本当に大人げなくて悔しいと言っていた。
これ以上は言わなくてもわかるし、
こういう特殊な生活で彼女にいろんなことで負担をかけているのもわかっていたので、
本当に胸が締め付けられる想いでいっぱいだったけど、
ぼくにはただごめんといつもありがとうと言って彼女を抱きしめる以外にできることはなかった。
それから、彼女を泣き止むまで抱きしめ、寝かせて、その後は一緒の布団で眠った。
本当にいつもごめんねとありがとうしかない。
残り5日、
彼女を想いながら、ただのヒモ生活ではなく、
お互いおもいやりを持った同棲生活として心切り替えて頑張りたい。