1ヶ月ヒモ生活ブログ

不本意な形で留年してしまった大学生が新社会人の彼女の家で実際にヒモになってみた様子を日記にして綴ります。

【4/8】ヒモ日記9日目

こんばんは。

どうもプロヒモリスト見習いこと火打ち石です。

今日は史上最高のタイトル詐欺回です。

よろしくお願いします。

というわけでいきましょう。 

ヒモ史上初、なんと立場が逆転した。そんな一日。

 

まず、朝起きると普段スーツ着てるはずの彼女が寝巻きのままだった。

8時に家を出ないといけなかったので、用意をしていると、軽めに朝ごはんを作ってくれた。

めちゃくちゃ朝が弱いぼくにとって、どこからそんな作ってあげる力が湧いてくるのか不思議でならなかった。

寝ぼけすぎてて何を食べたのか覚えていないが、美味しかったのは覚えてる。

あとツナが入ってたのも覚えてる。

ツナが。

 

そして、朝8時前、家を出る。

さすがに申し訳ないから見送らなくていいと言ったが、駅まで見送ってくれた。

可愛すぎる。

ヒモとしての能力も俺よりある気がした。あってほしくねえ

 

それから、日雇いバイトのシャトルバスに乗って派遣先へ向かう。

バスがあの遠足とかでよく使うデカいやつやったんやけど、補助席使うくらい人が密集して乗ってたので三密全て満たす地獄空間だった。

物流関係なので、大変な時期だとは思うが、コンプラ意識どうなってんねんって思っちゃった。

 

10時くらいにお仕事が始まって、それからは小さい化粧品をダンボールに梱包してラインに流すだけの単純作業を18時まで延々と繰り返した。

人は単純作業をすると逆にめちゃくちゃ疲れるとはまさにこのこと。

 

はじめは、どういう風に化粧品を梱包すればコンパクトにできるかとか、スキャナーをどうスキャンすれば迅速に作業を行えるとか、効率化・集約化を考えることでわりと時間を潰せた。

しかし、途中で気づく。

あ、これ終わりねえなと。

 

そう、日雇いはいくら働いてもどれだけ頑張っても支給される金額が決まっているし、

特に評価が上がるとかでも勤務が短くなるとかでもないのだ。

ましてや、頑張って働いていても酷使されたり、見下されたり、急な残業を押し付けられる可能性さえ孕んでいる。

なので、日雇いバイトは頑張りすぎない方がよい。

悟ってしまった。

それからというもの、如何に省エネに、楽をするかしか考えずに8時間を過ごした。

人は考える葦とはよく言ったもので、考えることをやめた瞬間俺は意識がシャットダウンした。

すると次の瞬間、目の前に広がる景色は18時を指す時計と、退勤報告する派遣先の社員さんだった。

 

やっと帰れるーと思って、更衣室で荷物を取ろうとしていると、財布を入れたダイヤルロッカーがあかなくなってしまった。

ダイヤルが間違えていたか設定を間違えたらしい。

ポンコツぶりが出てしまった。

社員さんに「すんません~、、、ロッカーあかなくて~汗汗汗」って言うと、

優しく対応して下さり、ロッカーもあけてくださり、本当にありがとうございますって感じだったのだけど、ロッカーをあけるのに時間がかかり、退勤のシャトルバスが行ってしまった。

次のバスが1時間後とのことで、虚無の顔をして社員食堂で時間を潰す。

幸い、本とかは持っていたので良かったけれども、本当に虚無だった。

 

虚無の顔をして次のバスに乗り、

虚無の顔をしてバスを降りる。

やっと最寄りまでの電車に乗れる、、、と思って目に輝きを取り戻したが、

乗る電車を盛大に間違い虚無の顔になる。

二マス戻る。

まじであの時は実写版名探偵ピカチュウの干からびたピカチュウの顔してたと思う。

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まさにこんな感じ。

当初19時には帰るつもりだったが、21時に帰宅する痛恨のミス。

 

意識飛ばしそうになりつつやっとの思いで帰宅。

すると在宅勤務していた彼女が晩御飯を作って待ってくれていた。

いや完璧な彼女か。

本当に嬉しかったのでいっぱい食べた。

 

まじで精神が疲れたし、なんと明日の勤務も決まってしまったので鬼の早さでお風呂を済ませて寝た。これでもし一緒に住んでいなかったらちゃんと病んでたマジで

 

あれっ、これ普通に同棲してる人の日記じゃん。ヒモ要素どこいった?

 

人間は勉強してはいけないと言われるとしたくなるのと同じように、ヒモを運命付けられると働きたくなる生き物なのです

by 火打ち石

 

てなわけで今日は当ブログ史上タイトル詐欺でお送りしました。

ちなみに明日も彼女は在宅勤務、ぼくは労働がありますのでよくわからない現象は続きますがよろしくお願いします

というわけでそれでは!