【4/2】ヒモ日記3日目
こんにちは。
火打ち石です。
首都圏では日々コロナウイルスの脅威から逃れるべく、
政府が不要不急の外出要請をしていますが、今日は生きる為にお仕事にいってきました。
えっ?
留年生なのでお仕事なんてそんなものはないです。
留年が決まったとき、内定先には少しテンパりながらお電話を差し上げたが、
どのような扱いで入社するかはとりあえず保留にされている身分です。
もしここで内定取り消しを食らうといよいよ真の意味で人権がなくなってしまいます。
というわけで、まだ学生の身分ですから、今日は日雇いのアルバイトにいってきました。
朝の7時。起きると彼女がすでにコーヒーを片手にテレビをぼーっと眺めていた。
いや昨日チューハイ結構飲んでたのに脅威の回復力だな。尊敬するわ。
おはようと言ってぼくは紅茶をいただく。ああなんて優雅な朝なんだ。。。
家にいても本当に仕方がないので、今日は日雇いの派遣アルバイトを入れたのだ。
新木場の海沿いの工場で荷物の仕分け作業という如何にも派遣らしい如何にも肉体労働らしいやつで、想像するだけでしんどかったが一周回ってワクワクしてる自分もいた。
朝は、昨日セブイレに行った時、ついでに買ったウインナーパンを食べた。
彼女がレンチンしてくれたが、レンジが730W固定という恐ろしいまでに非情なものなので、あれほどまでに元気そう(?)だったウインナーがしなしなにふやけてしまっていた。それでも美味しい。なぜならぼくには人権がないから。
彼女はコロナの影響で出社が少し遅く、ぼくの方が15分ほど早く家を出なければいけなかったが、彼女は聖母のような方なので、時間を合わせて家を出てくれた。なんていいやつなんだ。
それが8時半。
慣れない東京の電車を乗り継ぎ、新木場に着いた。
やはり来るたび思うけど、東京は乗車マナーが良いというか、列とかスペース確保がしっかりなされている印象を受ける。大阪が悪いだけ。
マスクしてる人ばっかりで異様な光景だったけど、コロナ対策なんかよりもっと大事な何かを守れてなさそうなくらい死んだ顔の人が多くてちょっと不安になりました。これは大井町駅でのこと。こえー。ゾンビの街大井町。失礼
そして、意味わからないくらい桜並木が綺麗で、意味わからないくらい風が吹き乱れる新木場駅に到着し、9時半から就業。
これからのことは全く覚えていない。
終わった時には、これほどまでに水が美味しいことはあるのか・・・
という感情と今すぐにでもシャワーを浴びたいという感情の二つだけが脳内を支配していた。
この状態で脳内メーカーでもしたらば、脳の右半分が「水」で左半分が「シャ」とでもなってたくらいにはこの二つしか感情がなかった。
ありえん肉体労働だった。
幸い午前だけの就業だったので命に別状はなく済んでよかった。
これ一日中やったら廃人になるよほんと。
またこのバイトに関しては別記事で詳しくまとめられたらイイネ・
というわけで、仕事が終わり、15時には最寄りに到着。お昼ご飯を食べていなかったので、買いに行くかと思い、ブックオフに到着ADHDかな?
たまたま資格参考書を見てるとTOEICとか簿記の参考書が100円で激安だったので買った。普通に今月中に読み進めるつもり。
そして、スーパーでキムチと、彼女の好きな濃いめハイボールを買い、肉屋で豚肉を買い、帰宅。久々に身銭を切った。これぼくのお金で買ってん!
家でぼくの渾身の得意料理、豚キムチ誰でも作れるを作り、1人で優勝。あとは皿洗いとか掃除とかして彼女を待つ。
すると18時くらいに、疲弊しきった彼女が帰宅。
(もうブラックにアテられたか・・・)とか思ったけどそうではないらしい。
今日はマナー研修だったとか。
聞くところによると、マナー研修で、当たり前のことを如何にも偉そうに語ったりだとか、当たり前なのに大きく言ったりとか、そういうのが嫌すぎて精神が磨り減ったらしい。
彼女氏よ・・・世の中には当たり前のことを当たり前にできない人間もいるのだよ・・・卒業とか
それで本当に嫌そうだったので、昼ごはんで余った豚キムチと、濃いめのハイボールを渡し、慰める。
あ〜俺もいつか働き始めたらこうなるのかな〜とか思った。
これが18時過ぎ。
中途半端にご飯を挟んだので、21時くらいまでお風呂入ったりテレビみたりとかでダラダラしてそれから駅ナカスーパーで軽いご飯を買って家で食べた。
彼女は知らぬ間に買っていたトリスのハイボールも飲んでいた。日々優勝を忘れない女は強い。
その後、24時くらいにブックオフで買ったTOEICの参考書が気になりすぎて読み始めると彼女は眠ってしまっていた。電気の明るさを最低にした。
26時くらいまで読みふけっていると眠たくなったので寝た。
明日は彼女は10時18時で仕事、俺は1日中家でお留守番の日になる。
ドキドキだが、気持ちが虚無らないようにヒモはヒモらしく、頑張って生きようと思う。